ノルウェー通貨、記録的安値 原油とサーモン下落影響か
ノルウェー通貨、記録的安値 原油とサーモン下落影響か
ノルウェーの通貨クローネが記録的な安値水準で推移している。同国中央銀行は今年に入って3回の政策金利引き上げを実施。通常なら通貨が買われるところだが、主力輸出品である原油やサーモンの値下がりが響き、クローネが売られているとの指摘が市場関係者から出ている。 クローネは対ユーロで下落基調にある。終値ベースで7月下旬に1ユーロ=9・7クローネ前後だったが、その後値下がりが加速。 クローネ安の一因は原油価格の低迷とみられる。欧州の代表指標である北海ブレント先物相場は4月に1バレル=75ドル台を付けた。だが世界経済の減速で需要が減るとの見方が広がったこともあり、足元では64ドル台にまで下落している。 一方、英紙フィナンシャル・タイムズによれば、サーモンも大幅安になっている。ノルウェーや英国の豊漁が理由だ。北欧のある銀行の通貨ストラテジストは「クローネと主な輸出品(の動向)は相互に関係している」と分析。サーモン価格の下落がクローネ安の要因になっているとの見方を示す。(共同)
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