韓国メディア、中曽根元首相に評価と批判「外交尽力」「右傾主導」
韓国メディア、中曽根元首相に評価と批判「外交尽力」「右傾主導」
若手研究者らの活躍をたたえる賞の授賞式であいさつする中曽根康弘元首相=2018年7月、東京都内のホテル【拡大】 29日に死去した中曽根康弘元首相に関し、韓国メディアは日韓関係に尽力した外交手腕を評価する一方、首相として戦後初めて靖国神社に公式参拝したことにも注目が集まり「保守・右傾化を主導した人物」(聯合ニュース)と批判的な報道も目立った。 日韓外交への献身ぶりを伝える報道は保守系紙で多かった。朝鮮日報は、1983年に現職首相として初めて訪韓した中曽根氏が、当時の全斗煥大統領との酒席で韓国歌謡を韓国語で歌ったエピソードなどを紹介し「政界最高の韓国通が逝去した」と報じた。 保守系紙以外では、戦後50年に際した1995年、衆院本会議で採択された「不戦決議」に中曽根氏が反対の意見を示していたとソウル新聞が指摘。同紙は「50年余り国会議員を務め、平和憲法の改定など日本の右傾化を主導してきた」と強調した。 韓国のファイナンシャルニュースは「極右政治家でありながら、韓国はもちろん、米中と蜜月関係を築くほどの外交的二面性を持っていた」と評した。(共同)
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