【経済界の声】中西経団連会長、中曽根氏は「非常に偉大な政治家の一人」

　「戦後政治の総決算」を掲げて戦後第５位の長期政権を担った元首相の中曽根康弘（なかそね・やすひろ）氏が２９日午前７時２２分、老衰のため東京都内の病院で死去した。１０１歳。群馬県出身。中西宏明・経団連会長「本当に残念。いろんな意味で今のベースをつくった、非常に偉大な政治家の一人だ」日本商工会議所の三村明夫会頭「（一昨年、中曽根氏の白寿を祝う会合に出席した際）５分ぐらい、朗々とした声で力強い謝辞を述べていた。最後まで政治家だった」旧国鉄の「改革３人組」の１人で、ＪＲ東海の葛西敬之名誉会長「国鉄の分割民営化は、中曽根元総理のリーダーシップがあったからこそ実現できた。その結果が鉄道の今日の発展につながっており、大変大きな功績を残された。心よりご冥福をお祈りする」日本取引所グループ（ＪＰＸ）の清田瞭最高経営責任者（ＣＥＯ）「日米関係を回復し、日本に対する米国の信頼感を築いた功績は改めて評価したい」