神戸山口組幹部殺害、容疑者「居酒屋店内で拳銃の弾出ず」

　兵庫県尼崎市で指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部（５９）が射殺された事件で殺人容疑で逮捕された朝比奈久徳容疑者（５２）が「居酒屋店内で拳銃を撃とうとしたが弾が出なかった」と供述していることが３０日、分かった。自動小銃に切り替えたとみられ、県警は周到に準備していたとみて調べている。　捜査関係者によると、２人は事件直前に居酒屋にいた。朝比奈容疑者が隙を見て拳銃を取り出したが、弾が詰まるなどの不具合が生じたとみられる。その後、「車を駐車したい」と古川幹部を店外に誘い出し、近くに止めた車内から自動小銃を取り出して銃撃した疑いが強いという。朝比奈容疑者は「約３０発撃った」と容疑を認めている。