西山朋佳が奪取、女流三冠に「努力して指した」 里見香奈は四冠に後退/将棋
西山朋佳が奪取、女流三冠に「努力して指した」 里見香奈は四冠に後退/将棋
将棋の第9期リコー杯女流王座戦5番勝負の第4局は4日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、挑戦者で後手の西山朋佳女流二冠(24)が144手で里見香奈女流王座(27)を破り、3勝1敗で初獲得、女王、女流王将と合わせ自身初の三冠となった。里見前女流王座は、四冠に後退した。 西山新女流王座は5月のマイナビ女子オープン(称号は女王)で初防衛し、11月には女流王将を奪取。いずれも里見前女流王座を破った。一方、女流棋士と制度が異なるプロ棋士養成機関の奨励会に在籍。最終関門の三段リーグで女性初の棋士を目指している。 里見前女流王座は9月、女流7タイトルのうち初の六冠を達成したが、立て続けに失冠した。西山朋佳新女流王座の話「対局を重ねる中で自分の弱点が見えてきたので、努力して指したシリーズだった。(三冠は)うれしく思っている。まだまだ、足りない部分も多いので頑張りたい」里見香奈前女流王座の話「自分から間違えてしまうことが多かった。それが反省点。未知の局面では実力がまだついていないと思った。今後は努力を重ねていきたい」
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