神奈川県データ流出　ＨＤ窃盗容疑で廃棄請負会社の男逮捕

ネットオークションに出品・転売されたＨＤＤ【拡大】 　神奈川県の行政文書を保存したハードディスク（ＨＤ）１８個がインターネットオークションを通じて流出した問題で、警視庁は６日、職場に保管されたＨＤを盗んだとして窃盗容疑で、情報機器会社「ブロードリンク」（東京都中央区）社員高橋雄一容疑者（５０）＝横浜市旭区＝を逮捕した。高橋容疑者は「ネットオークションで売却する目的で盗んだ」と容疑を認めている。　同社によると、高橋容疑者はデータ消去を担当する技術職。社内から神奈川県のものとは別のＨＤ５、６個を持ち出そうとした疑いがあることも判明。同社が内容を確認している。　神奈川県によると、ＨＤ１８個には、主に２０１３～１８年度の行政文書が含まれていた。保存したファイルはワードやエクセル、画像、音声などが混在。担当者は「総量を把握しきれない」としている。高橋容疑者は「小遣い稼ぎをしたかった」と話しているという。