9歳で理数系大卒レベルの数学検定1級合格!小4・安藤くん、将来「地球温暖化止める研究」を

9歳で理数系大卒レベルの数学検定1級合格!小4・安藤くん、将来「地球温暖化止める研究」を
 数学の実力を測る「実用数学技能検定」を全国で実施する公益財団法人「日本数学検定協会」(東京)は10日、今年10月に行われた検定で、兵庫県西宮市の小学4年、安藤匠吾君(9)が最難関の「数学検定1級」に合格したと発表した。1級は理数系大学の卒業レベルで、9歳は最年少記録。安藤君は1歳から数字への興味を見せ始め、幼稚園で九九をマスター。将来は「世の中の役に立てるようになりたい」とコメントしている。 9歳の小学4年生が超難関を、見事突破した。 「『合格』の文字を見たときは、涙が出そうなくらいうれしくなりました。数学検定合格を目標にして数学を学んだことで、問題を解くことの楽しさや目標を持って学ぶことの大切さを知ることができました」 安藤君が発表したコメントには、学ぶ喜びがあふれていた。 1級は、1次の計算技能検定(7問、60分)と2次の数理技能検定(4問、120分)で構成され、どちらも記述式で解答。内容は理数系大学卒業レベルと高度だ。 10月27日の検定では「素数判定条件を与えるWillsonの定理に関する問題」などが出題され、受験494人中、合格は71人で、合格率は約14・4%。今年度は4月と6月にも検定が行われており、年度を通じた合格率はまだ公表されていないが、昨年度は約5・7%と狭き門だった。 日本数学検定協会によると、これまで1級の最年少合格は昨年10月に合格した東京都在住の当時小学5年の男児(同11歳)だった。わずか1年で記録が塗り替えられ、同協会の担当者は「1級は出題範囲が非常に広い。昨年も驚いたが、まさか1年で更新されるとは」と話した。今回1級受験を申し込んだなかには8歳もいたという。 【続きを読む】
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