中村扇雀、伯母・中村玉緒は元気「一生懸命、戒名を読んでた」

大阪松竹座「壽初春大歌舞伎」取材会（左から）片岡愛之助、中村鴈治郎、中村扇雀【拡大】 　歌舞伎俳優の中村鴈治郎（６０）、中村扇雀（５８）が１１日、京都市内で取材に応じ、１１月１日に長男の鴈龍さん（享年５５）を亡くした伯母で女優の中村玉緒（８０）について「元気ですよ」と明かした。　玉緒の近況を問われた鴈治郎が「元気やな」と言うと、弟の扇雀も「元気、元気。一昨日、電話がかかってきて一生懸命、戒名を読んでたけど、『旦那のは覚えられるけど、息子のは覚えられない』って。大丈夫です」と話した。　この日は、大阪松竹座「壽初春大歌舞伎」（来年１月３～２７日）の取材会に共演の片岡愛之助（４７）と出席。昼の部「酒屋」で兄弟は人間国宝の父、坂田藤十郎（８７）と共演する。　「もう何百回ということもない父と共演できる喜びをお客さまにもお伝えできれば」と扇雀。　松竹座には鴈治郎の長男の中村壱太郎（２９）、扇雀の長男、中村虎之介（２１）も出演しており、鴈治郎も「親子三代そろって、こんなうれしいことはございません」と笑顔をみせた。　しかし、１２日に「今年の漢字」が発表されることにちなんで、一年を象徴する漢字を問われると「漢字、知らないんで、できませ～ん。清水さんに任しといたらよろしいやん」と早々に白旗。　代わって扇雀が「今年は『桜』かな。（ラグビーＷ杯の日本対）スコットランド戦を見に行ったんですよ。人生でこんなに声を出したことはない。最後、７万人のカウントダウンは大変だった」と挙げると、鴈治郎も「ありえるな」と納得顔だった。