今年の漢字は「令」 2位「新」3位「和」と合わせ新時代・令和
今年の漢字は「令」 2位「新」3位「和」と合わせ新時代・令和
2019年の漢字が令に決まり、森清範貫主によって揮毫された (撮影・永田直也)【拡大】 2019年の世相を1字で表す「今年の漢字」が令和の「令」に決まり、日本漢字能力検定協会が12日、京都市東山区の清水寺で発表した。森清範貫主が縦1・5メートル、横1・3メートルの和紙に特大の筆で揮毫(きごう)し、1年を「今年は元号が変わった。皆の気持ちも新しくよみがえったと思う」と振り返った。「令」は3万427票を集め、2位の「新」1万4850票の約2倍だったという。 「清水の舞台」で知られる国宝の本堂が改修中のため、今年も発表の舞台は奥の院。広島県の特産品である「熊野筆」に墨をつけた森貫主が、京都府特産の「黒谷和紙」の上に筆を運び、力強く一気に書き上げた。 森貫主は文字の成り立ちについて「冠をかぶった巫女(みこ)がひざまずいて、かしこまって神の声を聴くというのが令の字のつくり」と解説した。 同協会によると、応募総数は21万6325票。「令」は約14%の得票。投票理由は「新元号令和に、新たな時代の希望を感じた」や、自然災害での警報や避難勧告の発「令」などが挙がった。森貫主は「令は命という字にも似ている。お互いが敬い、尊敬し合うということが込められていると思う」と話した。 2位は「新」で「新元号」が理由。3位に「ラグビー日本代表の『ONE TEAM』などを連想させる」と「和」(1万281票)が続き、6位の「嵐」(7029票)は、人気アイドルグループが来年の活動休止を発表したことなどから。「今年の漢字」は1995年(平成7)年に始まり、今回が25回目。
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