東芝、早期に1部復帰申請 来年2月の可能性
東芝、早期に1部復帰申請 来年2月の可能性
東芝は13日、現在上場している東証2部から1部への復帰に向けて「極力早期に1部指定に向けた申請を行いたい」とのコメントを発表した。早ければ2020年2月にも申請する可能性がある。法令順守など内部管理体制の改善を担う部署を拡充し、復帰の準備を進める。成長投資に向けた資金調達を行いやすくする。 日本取引所グループ(JPX)傘下の東京証券取引所が今年11月に上場制度の見直しを発表し、東証1部に昇格する際に必要な適正な財務諸表の期間を直近の2年間に統一する方針を発表していた。20年2月から適用する。東芝は19年3月期まで2年分の適正な財務諸表の提出を済ませている。 東芝は不正会計問題が発覚し、16年4~12月期の財務諸表で監査法人から「意見不表明」とされた。これが東証が定める規則に抵触し、17年度から5年間にわたり1部への指定替えができない状況になっていた。
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