タクシー値上げ運賃公示 25都道府県、来年2月
タクシー値上げ運賃公示 25都道府県、来年2月
国土交通省は13日、タクシー運賃を巡り、来年2月1日から値上げとなる東京や大阪など25都道府県48地域の新運賃を公示した。運転手の待遇改善を目指し、地域内の事業者による申請を認めた。これらの地域では10月の消費税増税時に続く値上げとなる。消費税増税時を除くと、大阪などでは24年ぶりの改定。 もともと増税分と運転手の待遇改善分をまとめた値上げを申請していたが、政府内で利用落ち込みを懸念する声が上がり、待遇改善分が見送られていた。赤羽一嘉国交相は13日の記者会見で「増税の影響は限定的と考えられる。増税と同時に引き上げるのはハードルが高かった」と説明した。 値上げ幅は地域ごとに異なる。例えば東京の多摩や神奈川の京浜、相模・鎌倉の各地域では、初乗り「2キロ740円」を「1・2キロ500円」に改め「ちょい乗り」の需要を促す。 宮崎県全域では初乗り運賃が590円から690円となる。加算運賃は現行の「345メートルごとに80円」が「298メートルごとに80円」に短縮される。
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