北朝鮮また「重大実験」 核抑止強化、米に圧力
北朝鮮また「重大実験」 核抑止強化、米に圧力
北朝鮮の国防科学院報道官は14日、北西部東倉里の「西海衛星発射場」で13日夜に再び「重大な実験」を行ったと発表した。「戦略的核戦争抑止力を一層強化する」ことが目的と表明。内容は明らかにしていないが、大陸間弾道ミサイル(ICBM)など核搭載可能な弾道ミサイルに関連する実験の可能性がある。朝鮮中央通信が伝えた。 昨年6月の初の米朝首脳会談後、北朝鮮が公式発表で核戦力の強化方針に明確に言及するのは異例。非核化を巡る米朝交渉の期限と宣言した年末に向けて、トランプ米政権への圧力を強め、譲歩を迫る狙いとみられる。 北朝鮮は今月7日にも同発射場で「重大実験」を実施。ICBMなどのエンジン燃焼実験を行ったとみられている。13日の実験は午後10時41分から同48分にかけて行ったとしている。 日米韓の当局は分析を急ぐとともに監視を強化。自衛隊は米朝交渉の進展がなければ、日本上空を越えるミサイル発射もあり得るとみて警戒している。
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