【写真】宮藤官九郎(2020年1月14日撮影)
劇中では、けがや年齢もあってほそぼそと試合に出ていたレスラー、観山寿一を演じる。ある日「能楽」の人間国宝である父親が危篤と連絡が入り、家出してから20年以上音信不通だった実家に戻るが、一命を取り留めた父親から、謎の女性ヘルパーと婚約して遺産も全て女性に譲ると宣言される。レスラーを引退し、家族とヘルパーを巻き込み、介護と遺産相続を巡る激しいバトルを繰り広げる、異色のホームドラマだ。
脚本を手掛けた宮藤官九郎(50)とは、00年の同局系「池袋ウエストゲートパーク」や05年「タイガー&ドラゴン」、16年の映画「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」などでタッグを組んできた。宮藤からは「僕にとっては長瀬くん自体が連載少年マンガの主人公のような存在。どんな無理な設定でも絶対面白くしてくれる」と信頼を寄せられている。
レスラー役は初挑戦となる。撮影を前に、現在日々肉体づくりに励んでいるという。「演じる気持ちは『IWGP(池袋ウエストゲートパーク)』の頃と何も変わりません。42歳の思い出にさせていただきます」と意気込んだ。