長野智子氏 TV報道の節目実感

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長野智子氏 TV報道の節目実感
「サンデーステーション」最終回「埋もれそうになっている小さな声を届けたい。そんな思いでニュースを伝えてきました」。

今秋、テレビ朝日の報道番組を卒業した長野智子さん。

キャスターを務めた20年半で感じた「テレビの変化」と「報道番組のジレンマ」とは?

ハフポスト日本版に寄稿しました。

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今秋、20年半お世話になったテレビ朝日の報道番組を卒業しました。あらためて番組をご覧いただいた皆様、取材でお世話になった方、そして関係者の皆様ありがとうございました。 

テレビ朝日のアナウンサーではない私が20年半もの長い間、テレビ朝日一局だけに出演し、今回卒業という形をとったことは今どき珍しいことなのかもしれません。タレントさんが他局の番組、しかもバラエティ番組に出演しながらニュース番組のキャスターも務めるということは、今でこそ珍しいことではありませんが、20年前はまったく状況が異なっていたのです。誰もが自由にニュースを発信できる時代当時、ニュース番組のキャスターといえば、ジャーナリストや報道専門のアナウンサーが務めるいわば専門職のようなところがありました。フジテレビアナウンサーとしてバラエティ番組を担当していた私は、「報道畑の専門職」であるキャスターに憧れて、狭き門になんとか入りたいとアメリカの大学院で勉強していたわけです。バラエティをやりながらニュースの仕事も、などという空気は1ミリもない時代でした。

2000年春にテレビ朝日「ザ・スクープ」のキャスターとして夢にまでみた報道の世界に足を踏み入れたときは、テレビ朝日と契約を結び、他局の番組やCM、スポンサーがらみのイベント司会など一切しないというのは当然のことでした。宣伝をした企業がニュースになったときに、キャスターとして関係があっては公正な報道ができないという考えが当たり前にあったからです。

この20年でニュース番組を取り巻く環境もだいぶ変わりました。SNSが浸透することによって、誰もがニュースについて自由に発信することが可能になり、ニュースが専門分野のお堅い人たちによるものではなく、もっと平場で語り合われるようになってきた。バラエティ番組やドラマで人気のあるおなじみの顔がキャスターを務めることで、遠くのニュースが身近に感じられるという考えが主流になってきました。

[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – エンタメ 長野智子氏 TV報道の節目実感