「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の竈門禰豆子
アニメ映画で見ても、近年、大ヒットを記録した新海誠監督の作品を興収で上回った。日本における歴代興収ランキングで全体4位、邦画で2位の興収250億3000万円を記録した、同監督の16年「君の名は。」が公開から2日間で記録した興収7億7000万円を4倍近く上回った。また興収141億9000万円を記録した19年「天気の子」が、公開から3日間で記録した興収16億4380万円と比較しても3倍近い興収を記録。製作サイドが目標としている、興収100億超えは濃厚な状況といえる、ロケットスタートならぬ“鬼スタート”となった。
「鬼滅の刃」は、漫画家・吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏原作で、竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が家族を殺した鬼と戦うために修業し、鬼と化した妹禰豆子(ねずこ)を人間に戻す方法を探して戦う物語。16年2月に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始。19年にアニメが放送され人気絶頂の中、5月に連載を終えて話題となった。
その人気を受け、今回の映画は全国403の映画館で公開と、破格の公開規模で封切られた。都内のTOHOシネマズ新宿では初日の16日に全12スクリーン中、11スクリーンで計42回、翌17日も41回上映されたことも話題となった。