「鬼滅の刃」は２０１９年４～９月にＴＯＫＹＯ ＭＸ（関東圏）やＢＳ１１などと並び、近畿圏では読売テレビで放送されたが、アニメ作品が局を移して地上波の準キー局でゴールデンタイムに再放送されるのは極めて異例だ。
フジテレビ系では今月１０日に同アニメの第１夜（「兄弟の絆」第１～５話）と１７日の第２夜（「那田蜘蛛山編」第１５～２１話）を土曜プレミアム枠で放送して好評を博した。また、１６日に封切られた劇場版「鬼滅の刃」無限列車編が公開後３日間で興行収入４６億円を突破している。
放送枠の金曜夜７時は、上沼恵美子（６５）司会のトークバラエティー「快傑えみちゃんねる」が今年７月に終了後、フジ制作の「坂上どうぶつ王国」をオンエアしており、「坂上―」は２３日に３時間スペシャルを放送するが、カンテレは独自に社会現象を巻き起こしている「鬼滅」を関西ローカルで放送することを決めた。１２月４日まで、土曜プレミアムで放送済み以外の、第６～１４話、第２２～２６話の計１４話を、１日２話分放送する。
同局の総合編成部・乾正志部長は「急きょ２３日より、いまや空前の大ブームを巻き起こしている『鬼滅の刃』を編成することになりました。先だって『土曜プレミアム』で２週にわたり放送したところ、視聴者の方々から絶大なご支持をいただきました。そして、お届けできなかった回の放送を望む熱い声が多数寄せられています。世代を超えて話題を独占している今、関西のみなさまにはゴールデンタイムで残りの１４話を順次お送りしたいと思います。金曜よる７時は、テレビの前でぜひ『全集中』してください」と同アニメのキーワードを用いてＰＲコメントを寄せた。報知新聞社