飽きさせぬ「科捜研」の法則

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飽きさせぬ「科捜研」の法則
新作では新型コロナ禍の世界を描く写真:現代ビジネス テレビ朝日『科捜研の女』(木曜午後8時)が10月22日にスタートする。第1作が放送されたのはまだ20世紀だった1999年で、今回はシーズン20。故・東野英治郎さん版の『水戸黄門』(TBS、1969~83年、全13部)をとっくに超えているのだから、もはや国民的ドラマと言ってもいいくらいだ。

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 主人公・榊マリコを演じる沢口靖子(55)はシーズン20の放送開始前にこう語っている。

 「最先端の科学捜査や深みのある人間ドラマはこれまでと変わりませんが、新型コロナウイルスとともに生きる今の世界を踏み込んで描いています」(テレ朝ホームページより)

 ほかのドラマの大半が新型コロナ禍を「ないこと」として絵空事を描いている中、『科捜研』は現実も見せる。人気にあぐらをかかず、挑戦的である。この姿勢が長く続いた理由の1つでもあるのだろう。

 もっとも、『科捜研』成功の立役者が沢口であるのは言うまでもない。マリコという愛すべき不思議ちゃんに成りきっている。マリコはドラマ史に残るであろう出色のキャラに違いない。

 マリコが京都府警科学捜査研究所の法医研究員なのはご存じの通り。鑑定の腕はピカイチで、おまけに敏腕刑事以上の推理力も併せ持つ。府警になくてはならない人物である。次から次へと難事件を解決する。

 ただし、困った人物でもあることも広く知られている。例えば盟友の土門薫警部補(内藤剛志、65)に頼み込み、取調室に入ってしまい、自分で容疑者を聴取することもある。弁護人が知ったら、大騒ぎになりかねない。

 聴取をする法医研究員なんて、どこを探しても絶対にいない。ほかの刑事ドラマだったら「おいおい!」と言いたくなるはず。ところが、マリコだと許せてしまうから摩訶不思議である。

 マリコは藤倉甚一刑事部長(金田明夫、66)の部屋にも堂々とアポなしで入る。意見するのも平気。やっぱりほかの刑事ドラマなら首を捻ってしまうだろうが、マリコだと受け入れてしまう。マリコは階級や肩書きを超越したミラクルな存在であり、それを視聴者も暗黙のうちに容認しているからだろう。

[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – エンタメ 飽きさせぬ「科捜研」の法則