【秘蔵写真】参議院初登院を前に国会議事堂前でガッツポーズする西川きよし
大阪・なんばの吉本興業本社で会見したきよしは「吉本にお世話になって丸45年。新喜劇の通行人Aから出発させていただいた。横山やすしさん(故人)との漫才のコンビも紆余曲折がありましたが、なんとか頑張ってきた。大衆芸能の演芸、漫才の方にまで(選出対象の)すそ野を広げていただいたことに感謝しています」と感無量の様子で話した。1986~2004年に参院議員を3期18年務めた功績も評価された。
53年連れ沿った妻の西川ヘレン(74)への感謝について聞かれると、メガネを外し、大きな目玉からこぼれた涙をぬぐった。「一緒になる時は両家とも大反対だった。僕が家内のおウチの立場でも反対したと思います」と振り返り、選出については「家族中が号泣に近い状態でした」。一家で喜びをかみしめたという。
やすしさんの墓前にも報告した。「漫才に誘っていただいた、やすしさんのおかげ。僕の中では、やすしさんはまだ生存している。(1996年に)お亡くなりになった後、占い師の方に見てもらったら『やすいさんはずっと全国の現場についてきてますよ』と言われた。朝晩、仏壇に話しかけている。『よう頑張ったな。お前、一人になって(文化功労者を)もらったんか』と聞こえてきそう」と話し、「80歳ぐらいまでは舞台に出たい」と意欲を見せた。報知新聞社