【写真】そんなに見せていいの? 砂浜で圧巻の美尻を見せつけるゆきぽよ
■おバカで明るくて破天荒…90年代に興ったギャルムーブメント
「ギャルタレントの始まりは90年代にさかのぼります」と話すのはメディア研究家の衣輪晋一氏。「飯島直子さんや故・飯島愛さんなど、ちょっと不良っぽい匂いを感じさせる女性タレントを一部メディアが“ギャル系”とくくり始めたのが始まりです。そして、90年代後半には『egg』や『cawaii』などのギャル雑誌が創刊し、読者モデルやカリスマ店員が注目を集めた。それが現在まで続く“ギャルムーブメント“となっています」(同氏)
“ギャル”という言葉自体ができたのは1972年。ジーンズブランド『ラングラー』が『Gals』という女性用ジーンズが販売されてから広がり始め、1973年に生まれた渋谷PARCO、1979年誕生の『SHIBUYA-109』などのニューファッションに身を包んだ女性が当時“ギャル”と呼ばれた。さらに専門雑誌も生まれたことで、“ギャル”はひとつのカルチャーに。 “ニューファッションの最先端のオシャレをする女性”から、ひとつのジャンルとして独立した。
この後、ギャル雑誌モデルがタレントとしてテレビ出演するようになる。まずは着用した服やアクセサリーが瞬く間に売れるなどの『100億円ギャル』こと益若つばさを筆頭に、安西ひろこ、木下優樹菜、若槻千夏、小森純、鈴木奈々など、次々にギャルタレントがヒットしていった。
彼女たち“ギャルタレント”に共通していえるのは、若さや可愛さが“売り”であり、“常識知らずでちょっとおバカ”。怖いもの知らずの素人っぽさも売りになっており、それゆえの破天荒発言が魅力とされてきた。