NGT48「顔認証システム」導入で厄介ファンへの抑止力となるか? ファンからは「違うそうじゃない」の声も
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NGT48「顔認証システム」導入で厄介ファンへの抑止力となるか? ファンからは「違うそうじゃない」の声も
アイドル&声優NGT48「顔認証システム」導入で厄介ファンへの抑止力となるか?
ファンからは「違うそうじゃない」の声も
NGT48・ 山口真帆 2019.09.20ツイート NGT48公式モバイルサイトより
NGT48が元メンバーの山口真帆への暴行事件の一件を受けて、今年7月にセキュリティ対策の強化の一つとして挙げていた生体認証システムの導入について、19日新たに「顔認証システム」を採用することを発表。
10月中に、NGT48劇場で行われる公演から顔認証による本人確認の導入を予定しているという。
公式サイトでの発表によれば、顔認識システムの導入は本人確認時の精度向上を目的としたもので、「個人だけでなく群衆の中から個人の認識ができるため、劇場内外へとお客様の出入りのあるNGT48劇場においては、顔認証でお客様の受付有無が認識できるようになる」と説明。
「事前登録された顔画像をスタッフが目視することで個人を特定することができるようになるため、不正防止対策強化、および、セキュリティ対策としての活用ができる」との考えも明かしている。
AKB48グループでは初の試みとなる顔認証システムの導入だが、将来的には他劇場やコンサートイベント会場での導入も検討されているようで「NGT48メンバー、および、ご来場いただくお客様につきましても、安全対策の向上を図れるものと考えておりますのでご協力のほど、よろしくお願い致します」とファンに呼びかけている。
しかし、事件やその後の運営側の対応から、世間からの風当たりは依然として強いまま。
今回の発表に対しネット上では、「違うそうじゃない」「それは犯罪を未然に防ぐためのものであって、起こったことに対する処置ではない」「それよりやらないといけないことあるでしょ」「厄介ファンがメンバーのマンションに入り浸ってたことが問題なのに」「本質的な問題はなんも解決してない」と厳しい意見が相次ぎ、システムの導入により、「新規にどんどん敷居高くしてどうすんの」と懸念の声や、「そんなことより先にやることはあると思うんだけど……」と真相究明を求める声も多く上がっている状態だ。
確かに、顔認証はこれまでにMr.Children、B’z、ももいろクローバーZ、嵐などのアーティストたちが、ライブ時のスムーズな入場やチケットの不正転売の防止を主な目的として導入してきたもの。
そのため顔認証の導入が劇場外で起こる事件の直接の抑止力になるとは考えにくく、反発の声が上がるのは無理もないことかもしれない。
とはいえ、システム導入により、ルールを守る善良なファンやメンバーが安心してライブを楽しめるようになることは間違いない。
この施策がNGT48のみならず48グループ全体に新風をもたらすことを祈るばかりだ。