ナンセンスギャグ「ナハ」で知られる芸歴60年以上のタレント、せんだみつお(72)が、コント日本一決定戦「キングオブコント2020」(TBS主催、決勝は今秋放送)に初参戦することになり、燃えている。 プロレスラーで会社社長、カーベル伊藤(49)とコンビを組み、今月25日に行われる予選1回戦に臨む。コンビ名は「せんちゃんいとちゃん」。最近は再び俳優やイベント司会でもセンスを発揮しているが、コントでコンビを組むのは、歌手、湯原昌幸(73)とテレビの企画で結成して以来、40年以上ぶり2度目となる。 そんなせんだが目標にしているのは、1970年代から80年代にかけて活躍したお笑いコンビ、コント・レオナルド。故レオナルド熊さんと俳優、石倉三郎(73)のコンビで、熊さんのすっとぼけた味と石倉の鋭いツッコミが絶妙で、YouTubeなどでいま見ても爆笑ものだ。 「あの面白さには到底かなわないけど、僕も熊さんみたいな味を出せたらと思っているんです。プロの構成作家の方に台本をお願いして、いくつかネタができました。その1つを明かせば、駄目なラーメン店のおやじが僕で、伊藤さんが客。その会話のすれ違いの妙で勝負しようと思っています」 せんだは子役出身とはいえ、70年代に「ぎんざNOW!」や「うわさのチャンネル」の司会などで磨いたトークの面白さはハンパない。俳優の故丹波哲郎さんや親交のある長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督(84)のものまねをしたら右に出る者はないとあって、今後はものまねも何らかの形で期待できそうだ。 最近はYouTubeの生島企画室チャンネルでも、フリーアナウンサー、生島ヒロシ(69)と爆笑トークを展開。せんだは「僕はね。面白い人のネタをパクるのも得意。芸能界はパクリの世界でもある。僕は自分のことを今、パク・リーと呼びたいくらいなんです」と胸を張る。 どこまでが本気で、どこからが冗談なのか分からないのが魅力でもある。予選を通過してもしなくても、とかく暗いニュースが多い中、パワフルに復活したお笑いのセンスに期待大だ。(М)
せんだみつおがキングオブコント挑戦 心の師匠はコント・レオナルド/芸能ショナイ業務話


せんだみつおがキングオブコント挑戦 心の師匠はコント・レオナルド/芸能ショナイ業務話
お笑いコンビ、せんちゃんいとちゃん(手前がせんだ)。伊藤はリング上では覆面レスラーだ【拡大】
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) せんだみつおがキングオブコント挑戦 心の師匠はコント・レオナルド/芸能ショナイ業務話