【動画】会見で伊勢谷容疑者への思いを明かす吉永小百合
手塚氏は「伊勢谷友介さんの報道を耳にし、大変なショックを受けています」と悔しさをあわらにし「制作チームと各企業との間で何度か相談を続けました。東映といたしまして、同俳優のシーンはカットせずに映画を公開することとしました」と明かした。
続けて「映画は有料で鑑賞していただくクローズドなメディア。テレビなどとは少し違うと考えております。作品と個人は別のもの。作品を守る判断をさせていただきました」とノーカットで公開する決断に至った理由を説明した。
原作は、都内の終末期医療専門病院に勤務する現役医師・南杏子氏の小説。今の日本の長寿社会における現代医療制度の問題点、尊厳死・安楽死などに向き合い、これらに携わる医師、患者、家族が織りなすヒューマンドラマが描かれる。救命救急医として勤務し、とある事情で実家に戻り、在宅医療を通して患者と向き合う白石咲和子を吉永が演じ、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、田中泯らが出演する。
本作で伊勢谷容疑者が演じるのは、せき髄損傷の四肢麻痺を患うIT社長の社長・江ノ原一誠。社員のために早期回復に執念を燃やし、吉永演じる咲和子に最先端の治療のコーディネイトを依頼する役どころ。