自民党の杉田水脈衆院議員は25日に開かれた党の内閣第一部会・第二部会合同会議で、政府側から性暴力被害者の相談事業に関する説明を受けた際「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した。被害者を蔑視する発言で、批判が出るのは必至だ。
杉田氏は会議後、記者団に「そんなことは言っていない」と述べて否定したが、会議に出席した複数の関係者が、杉田氏の発言を認めた。
この日の会議では内閣府が、所管する女性政策や子育て、防災関連の2021年度予算概算要求に関し説明。男女共同参画局は、行政や民間が運営する性暴力被害者のための「ワンストップ支援センター」を全国で増設する方針などを説明した。
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関係者によると、杉田氏は質疑の中で、支援センターなどでの相談事業について、民間委託ではなく、警察が積極的に関与するよう主張。被害の虚偽申告があるように受け取れる発言をしたという。担当者は「国の方針として性暴力根絶に向けて取り組む」と回答した。