公明党、山口代表を正式選出　７期目スタート

　公明党は２７日午後、東京都内のホテルで党大会を開いた。１７日告示の代表選に立候補を唯一届け出た山口那津男代表（６８）を正式に選出した。石井啓一幹事長代行（６２）が幹事長に就任し、竹内譲元厚生労働副大臣（６２）を政調会長に起用する新執行部体制も承認。２００９年の衆院選敗北後、辞任した太田昭宏前代表の後を継いだ山口氏の７期目がスタートした。
　衆院議員の任期満了が来年１０月に迫る中、次期衆院選への態勢強化を踏まえ「ポスト山口」と目される石井氏の幹事長登用により、世代交代を党内外にアピールする。山口、石井両氏を中心に「準国政選挙」として重要視する来夏の東京都議選へ向けた準備を加速させる。

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　山口氏は参院東京選挙区選出で当選４回、衆院当選２回。防衛政務次官や党政調会長を歴任した。代表在職日数は１９９８年の党再結成後で最長を更新している。