トランプ米大統領(74)は2日、自身が新型コロナウイルス検査で陽性だったと明らかにした。11月3日の大統領選に向けた最終盤での感染となり、集会開催などの選挙運動は難しくなった。再選を目指す戦略に大打撃となる。高齢者は重症化の恐れがあるため、健康状態が懸念される。メラニア夫人の感染も確認された。
トランプ氏は最側近のヒックス大統領顧問が1日に新型コロナ感染が判明し、メラニア夫人とともに隔離のプロセスに入っていた。ヒックス氏は前日の9月30日、大統領専用ヘリコプターに同乗し、マスクを着用していなかった。
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ホワイトハウスではオブライエン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が7月に感染するなど、感染が拡大していた。
ホワイトハウスでは感染防止強化策として、正副大統領は毎日検査を受けることや、トランプ氏の近くで勤務するスタッフらのマスク着用が決まった。トランプ氏自身はマスク着用に消極的で、ホワイトハウスで会合を開く際や選挙運動で全米各地を飛び回って集会を開く際も着用せず、公の場でマスク姿を見せたのはごく数回に限られている。(共同)