将棋の羽生善治九段(50)が豊島将之竜王(30)に挑む第33期竜王戦7番勝負は9日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で開幕し、羽生九段が27手目を封じて第1局の1日目を終えた。羽生九段は、前人未到のタイトル通算100期獲得を目指す。
羽生九段は2017年に竜王を奪取して史上初の永世七冠を達成、自身のタイトル獲得記録を99期に更新。その後は18年の名人戦で敗れると、続く棋聖戦、同年末の竜王戦にも負けて27年ぶりの無冠に後退した。今回、約2年ぶりのタイトル戦登場となった。
豊島竜王は初防衛が懸かる。2日目は10日午前9時に始まり、同日夜には終局する予定。竜王戦7番勝負は全国各地を転戦し、先に4勝を挙げた棋士がタイトルを獲得する。
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