兵庫県警は27日、同県福崎町田口の七種山(683メートル)で25日午後に行方不明者の捜索中に逃走した警察犬の雄のシェパード「クレバ号」を発見したと明らかにした。
県警によると、27日午前9時40分ごろ、逃走した場所から南西に約100メートル離れた山頂付近で見つかった。リードが木に絡まり動けなくなっていたという。警戒してうなっていたため、発見した県警鑑識課員が落ち着かせるためにパンのかけらと魚肉ソーセージを食べさせた。けがはなく、元気な様子という。
クレバ号は昨年7月に警察犬として登録され、今年1月から本格的に活動しており、これまでに行方不明者を4人見つけた。活動を続けさせるかは今後検討するという。逃げた理由は分からないとしている。
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クレバ号は25日午後1時半ごろ、家族から届け出があった県内の女性の捜索中、突然走りだし、リードをつかんでいた鑑識課員が強く引っ張られて手を離し、行方が分からなくなっていた。県警は逃走場所の周辺住民に情報提供し注意を呼び掛けていた。県警は27日朝から41人態勢で捜索していた。人的被害はなかった。