米製薬大手ファイザーが9日、開発中のワクチンの有効性が90%以上に上ったとする臨床試験の暫定結果を発表したばかりで、対抗する狙いもあるとみられる。
スプートニクVの臨床試験は最終的に4万人を対象に実施する予定。中間発表によると、約1万6000人にワクチンか偽薬を接種した21日後、被験者20人が感染した。ワクチンを接種した人と偽薬を接種した人を比較すると、発症を防ぐ有効性は92%だった。臨床試験の詳細な内容は明らかにされていない。
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ワクチン接種者の一部に短期間の体温上昇や頭痛などの副作用があったが「予測不能の好ましくない症状はなかった」としている。被験者の観察を6カ月続け、最終報告書を作成するという。(共同)