デジタル技術での再現を選んだ理由について、知事は「史料が少ない中で、復元するのは困難」と説明する一方で「復元は将来の夢」とし、断念していないと強調。来年度以降、天主が倒壊した場所などの発掘調査を進めていくとした。
県文化財保護課によると、安土城は1576年から築城され、82年の本能寺の変の直後に焼失した。築城450年を迎える2026年を前に、県は19年から天主の復元を模索していた。
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県は今年7月に県民500人を対象にアンケートを実施。「建物復元を進めていく」は24・2%の一方で、「積極的な整備は行わない」も29・6%など意見は分かれた。しかし復元する場合の方法については「現地での木造による忠実な実物復元」が38・4%と最多だった。