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酒を飲んで車を運転したとして道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで警視庁に逮捕された歌手、小金沢昇司(62)が30日午後、送検後に東京湾岸署から釈放され、活動自粛を発表した。
同署前には約50人の報道陣が集まり、黒のスーツ姿の小金沢はマスクを取ると神妙な表情で2秒頭を下げた。
続けて、弁護士が「(本人の)体調が悪く記憶も混乱しており、後日改めてコメントさせていただきたい」と説明。これに小金沢は2秒頭を下げ、「本当に…、申し訳ございませんでした」とふり絞る声で謝罪。最後は弁護士に促されながら再度、8秒頭を下げた。
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報道陣から「(飲酒を)覚えてない?」と聞かれると「そんなことはないです」と返答し、迎えの車に乗り込んだ。
この日午前に送検された際は車両の後部座席ではマスク姿でうつむいていた。これまでの調べには容疑を認めており、捜査関係者は釈放について「逃亡や証拠隠滅などの恐れがないと判断されたため」と説明した。
会見の予定はなく、この日夜、所属事務所を通じて名前入りのコメントを報道各社に送付。捜査の関係で発言が制限される中、「心からお詫び申し上げます」と謝罪。「今後の芸能活動につきまして、謹慎自粛いたします」と明言した。
捜査関係者によると、事故当日の午前に飲酒したとの情報もあるが、本人は「仮眠をとったもののアルコールが抜けていない状態で運転してしまったことは事実であり、弁解の余地がないものと深く反省しております」とつづった。
小金沢は28日正午すぎ、東京・杉並区内でトラックに追突。呼気検査で基準値をやや上回るアルコールが検出された。警視庁は任意で捜査を進める方針で、関係者は「初犯なら略式起訴で罰金20~30万円になるのでは」と推測した。