上方漫才トリオ「横山ホットブラザーズ」のリーダーとして、のこぎりを楽器のように鳴らす芸で人気を集めた横山アキラ(よこやま・あきら、本名彰=あきら)さんが9日午前8時、腎不全のため大阪市の療養施設で死去した。88歳。大阪市出身。葬儀・告別式は近親者らで行った。
10代から舞台に立ち、戦後、父親の故横山東六さんや弟のマコトさんらと横山ホットブラザーズとして活動した。東六さんの引退後はマコトさん、セツオさんとの兄弟トリオとなり、テレビや舞台で活躍した。
舞台ではギターとボケ役を担当。のこぎりをたたいて「お~ま~え~は~ア~ホ~か~」と聞こえる奇妙な音を出し、観客の笑いを誘った。
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トリオは1996年度、文化庁芸術祭大賞。2003年に上方漫才大賞を受賞し、09年に上方演芸の殿堂入りを果たした。17年、大阪市の無形文化財に指定された。