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第62回日本レコード大賞(主催・日本作曲家協会)の最終審査会が30日、東京・新国立劇場で行われ、歌手のLiSA(33)が「炎(ほむら)」で大賞に輝いた。
女性ソロ歌手では2016年の西野カナ(31)以来、4年ぶりの栄誉。受賞が決まった瞬間、顔を両手で覆い感激の涙を流した。メジャーデビュー10年で初戴冠。母とけんかして家出し、上京した思い出を振り返り、「こんな所に立てる未来は想像もできませんでした」と目頭を押さえた。
「炎」では作詞にも関わり、「大変なことがあっても生きていくという強い覚悟を表現しました」と説明。コロナ禍の1年を癒やす力強い歌声で涙ながらに熱唱した。
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同曲は興行収入324億7000万円で国内興収歴代1位となった映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の主題歌。
人気漫画「鬼滅の刃」は今回、注目を集めた人物や作品に贈られる「特別賞」も受賞。LiSAは「劇場版でさらにたくさんの方に聴いていただいてすごくうれしいです」と感謝した。
「炎」はテレビアニメのオープニング曲で昨年発売の「紅蓮華」との相乗効果で大ヒット。オリコン年間ランキング作品別売上数部門の「デジタルシングル(単曲)ランキング」で1位「紅蓮華」、2位「炎」を記録し、「炎」はストリーミング再生で累計1億回を突破。今回は大賞候補に初選出された。
31日の紅白には2年連続で出場。レコ大受賞アーティストとして最高の歌い納めとなる。