元宝塚トップ峰さを理さん、甲状腺がんで死去　６８歳

　元宝塚歌劇団星組トップスターの女優、峰さを理（みね・さをり、本名・安田峰子）さんが３０日に甲状腺がんのため、東京都内の病院で亡くなっていたことが３１日、分かった。６８歳だった。
　関係者によると、峰さんは昨年から体調がすぐれなかったが、新型コロナウイルスの影響で、病院に行くのを我慢して様子を見ていたという。故人の遺志で、葬儀・告別式は親族だけで行う。
　コロナ禍で１月２３、２４日から３月１６、１７日に延期されたコンサート「ＴＯＫＹＯ　ＭＯＤＥＲＮ　ＴＩＭＥＳ　２０２１」に宝塚ＯＧらで出演する予定だった。

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　峰さんは１９７２年、宝塚歌劇団に入団し、８３年、星組トップスターに就任。８７年に退団後は、女優や日本舞踊家として活動。宝塚の日本物作品に振り付けとして携わった。２０１４年、宝塚の創立１００周年に創立された「宝塚歌劇の殿堂」で最初の１００人に選ばれ、殿堂入りした。