新型コロナウイルス緊急事態宣言中に深夜、東京・銀座のクラブを訪れた公明党の遠山清彦衆院議員(51)=比例九州=は1日、大島理森衆院議長宛てに議員辞職願を提出した。党執行部は、遠山氏を公認していた次期衆院選神奈川6区への候補者擁立を見送る方向で検討に入った。自民党の大塚高司衆院議院運営委員会理事と田野瀬太道文部科学副大臣も銀座のクラブに行ったとして役職を辞任する意向を固めた。複数の関係者が1日、明らかにした。
遠山氏は自身の資金管理団体がキャバクラなどに「飲食代」として計約11万円を支出したことも判明しており、責任を取る。国会内で1日「私の不適切な行動と、資金管理団体の不祥事で政治への信頼を深く傷つけてしまった」と記者団に述べ、謝罪。次期衆院選への不出馬を表明した。1日の衆院本会議で辞職が認められる見通し。
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自民党では先に松本純国対委員長代理が銀座クラブ訪問で役職を辞任。松本氏は1人で訪れたと説明していたが、大塚、田野瀬両氏も同席したという。