また、地裁はいずれも神奈川県の吉添勇人被告(23)に懲役8年6月(求刑懲役11年)、山本光輝被告(22)に懲役6年(同懲役7年)、越川正翔被告(23)に懲役5年6月(同懲役7年)の判決をそれぞれ言い渡した。
判決理由で坂田裁判長は、千丸被告について「自己の関与を過小に捉え、反省が深まっているとは言いがたい」と指摘。「有利な事情を考慮しても執行猶予は付すべきではない」と述べた。被告が否認したナンバープレートの窃盗は「実行時には共謀が成立していた」と認定した。 また、事前に役割を決めるなど犯行は計画的だったとし、4人の中でも男性をバールで殴った吉添被告は「他の被告とは一線を画する」とした。
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判決によると、千丸被告ら4人は2019年4月26日夜、共謀して八街市内で車のナンバープレートを盗み、同市の住宅に侵入。住人の男性の頭をバールで殴り、男性の妻を粘着テープで縛るなどしてけがを負わせた。
公判では千丸被告の証人として、花咲徳栄高野球部の岩井隆監督(51)が出廷し、社会復帰後の支援をする考えを示していた。