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米ドラマ「刑事コジャック」やアニメ映画「紅の豚」の渋いダミ声で知られた声優で俳優、森山周一郎(もりやま・しゅういちろう、本名・大塚博夫=おおつか・ひろお)さんが8日午後9時10分、肺炎のため埼玉県の病院で死去したことが9日、分かった。86歳だった。葬儀は近親者で執り行う。プロ野球・中日の大ファンとしても知られた。主人公の祖父役を演じた昨年のNHK連続テレビ小説「エール」が最後の出演作となった。
低音の魅力で一時代を築いた昭和一桁世代。森山さんが旅立った。
この日、所属事務所が公式ツイッターで報告。「芸能生活63年の間、ファン並びに関係者の皆様には多大なるご支援をいただき、まことにありがとうございました」と感謝した。
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関係者によると、森山さんは昨年12月、埼玉県久喜市の自宅で転倒。腰などを骨折し入院した。入院中にもともと悪かった肺がさらに悪化。一時は持ち直すも今月8日に容体が急変し、帰らぬ人となった。若い頃から愛煙家でもあった。
名古屋市出身。愛知県立犬山高校では硬式野球部に所属し、走攻守の三拍子そろった外野手。愛知県大会でベスト4まで進んだが、甲子園出場の夢は果たせなかった。故郷の中日が大好きで、俳優仲間らとファンクラブを作ったり、晩年も足繁く球場に通った。
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