フジのバラエティー・フォーマットは「料理の鉄人」が世界8カ国、「とんねるずのみなさんのおかげでした」の企画の一つ「脳カベ」が50カ国以上でリメークされるなど海外で人気を博してきた。
ストーリーラボは世界各地に23の支店を持つ番組制作、配給会社。今後は日英のクリエーターが定期的に会議を行い、新たな番組フォーマットを開発し、それをフジが制作。第1弾は3月末に放送予定で、その後ストーリーラボが自社の持つネットワークを通じて番組およびフォーマットを世界中の放送局、配信会社などに販売していく。
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コンテンツの在り方が激変している中で、フジの松本祐紀プロデューサー(第二制作室)と小宮隆司海外担当プロデューサー(コンテンツ事業室)は「日本のバラエティー番組は世界の中でもトップレベルで面白い。しかし、国内のみに向いたドメスティックなものとも感じる。海外に通用するフォーマット開発はわれわれの課題で、フジのクリエイティビティとストーリーラボさんのノウハウを融合することで、フジは海外展開の一層の強化を図り新しいビジネスチャンスを開拓していきたい」などと話している。
一方、ストーリーラボの フォティニ・パラスカキス上席副社長(エンターテインメント部門)も「ストーリーラボが展開するグローバルネットワークを通じ、成長を続ける世界のエンタメ市場のニーズに応えることができると確信している」と語った。