12日の朝鮮中央通信報道によると、正恩氏は総会で「われわれの思想と制度を脅かし、一心団結を妨げる悪性腫瘍を断固として取り除く」と強調。特に党組織内で「権勢と官僚主義、不正腐敗行為を克服するための作戦」を展開するとした。
中央だけでなく地方でも連合指揮部を組織して集中的に取り締まるとしている。「非社会主義的行為」の具体的内容は不明だが、汚職による便宜供与や蓄財、横領などを指すとみられる。国家統制強化に加え、党員らの特権的な振る舞いに反感を抱く国民の人心掌握を図る狙いもありそうだ。
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正恩氏は、今年の経済分野での課題を巡る報告の中でも「国家や人民の利益を侵害し、党の決定執行を怠る利己主義はこれ以上見逃せない」と述べ、いかなる部門や組織も特別扱いしない立場を強調した。(共同)