福島、宮城両県で最大震度6強を観測した13日深夜の地震の負傷者は、総務省消防庁の15日の発表で宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川の9県計153人となった。住宅被害が相次ぎ、福島、宮城では少なくとも約240人が避難所に一時身を寄せた。
東北新幹線の設備が被災し、JR東日本は那須塩原(栃木)-盛岡間で運転を見合わせた。全線運転再開まで10日前後かかる見通しで、航空、バス会社は臨時便などの対応に当たった。福島、宮城両県は15日午後から警報級の大雨になる恐れがあり、土砂崩れへの警戒を強めている。
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東北と関東などで最大90万戸を超えた停電は解消したが、福島、宮城で断水が続いた。厚生労働省によると、宮城や福島、茨城、栃木県内で最大約2万6000戸が一時断水。福島県が災害派遣を要請した自衛隊は、震度6強に見舞われ、ほぼ全域で断水した新地町で給水活動に当たった。