取材日の午前中は、「俺の家の話」の家族だんらんシーンを撮影。能楽の人間国宝で要介護の父、寿三郎(西田敏行、73)と父の継承者でプロレスラーの長男・寿一(長瀬)、次男の踊介(永山)、寿三郎の婚約者でヘルパーのさくら(戸田恵梨香、32)ら8人の大家族が、かみ合わない会話を繰り広げた。
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踊介はギスギスした性格の弁護士だが、撮影後の永山は「『寺内貫太郎一家』みたいですよね」と楽しげな笑顔。1974年放送のに人情ホームドラマの名作に重ねていた。
「俺の-」は宮藤官九郎(50)のオリジナル作。宮藤作品は2014年のTBS系「ごめんね青春!」、19年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演した。
宮藤作品の魅力は「面白さに加えてメッセージ性があり、演じながら僕自身も元気になれる」と説明。一方、「脚本を元に面白いほうにどんどん演じたくなるけど、全体のバランスを考えないと台無しになる。そこがすごく難しく、現場では探り探りです」と集中している。
これまでの撮影で「本当に楽しかった」と強調するのは家族旅行シーンの地方ロケ。自粛生活の中、「家族で車に乗って走るシーンは本当の旅行みたいで『あっ、こういう感覚久しぶり』と思った」と一体感に感激した。
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