国際政治学者、三浦瑠麗氏(40)が4日、フジテレビ系情報番組「とくダネ!」(月~金曜前8・0)に生出演。菅義偉首相(72)が首都圏1都3県に発令中の新型コロナウイルス緊急事態宣言に関し、7日の期限を2週間程度再延長する意向を表明したことについてコメントした。
菅首相は宣言延長の理由について、病床が逼迫していることを挙げ「国民の命と暮らしを守るために必要だ」と説明した。東京都の小池百合子知事(68)らが宣言解除に慎重姿勢を示したことも考慮したとみられる。
この菅首相の判断について、三浦氏は「菅総理は今まであまり延長したくないっていう雰囲気がありましたけど、詰め将棋みたいにマスコミ、知事、分科会、世論が言うんで、『もう他に取れる手段がない』っていう政治判断なんだろうと思う」と推察。
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一方で、「問題は政治判断をした時に、2週間後彼らは責任を負わなければいけない」と指摘し、延長後の感染状況が大きく変わることはないとした。「もうみんな実態が分かってきてしまっているので。『頑張ってマスクをつけて生活はするけど、(感染者を)ゼロにはできないよね』って分かっている。そうすると、『2週間とりあえず延長してみたけれど何も変わらなかったね』となっておしまいになるので、政治的にも得策ではないっていうのが私の意見ですね」と持論を述べていた。