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芸歴11年以上のピン芸人の大会「R-1ぐらんぷりクラシック~集え!歴戦の勇士たち~」が6日、大阪市中央区のクールジャパンパーク大阪TTホールで行われ、ヒューマン中村(37)が最も面白いMVP(エム・ブイ・ピン)に輝き、賞金50万円を獲得した。
7日に開催される“本家”「R-1グランプリ2021」(後7・0、フジテレビ系生放送)の参加資格が今年から芸歴10年目以下に変更され、出場できなくなってしまった芸人の救済企画として開催された同大会。事前のネタ審査を経た35人が出場した。
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「目標がなくなって途方に暮れていたところに、こういう大会を開いていただいただけでもありがたいですし、そこで獲れたというのは、ようやく『R-1』にひと区切りつけて、次に進めると思います」と中村はホッとしたようす。
この大会を見据え、2週間ほど前から同じネタで舞台に立ち、その都度改良。約200個のボケを考えて極めた「桃太郎を彩る脇役たち」と題したフリップ芸で頂点に立った。「この日々が懐かしくて、楽しかったです。前はしんどかったんですけど、一回失って、経験させてもらったときに『めっちゃ楽しかったんやこの作業は』と思いました」と充実した表情。
今後の目標は「ネタをずっとやり続けたくて、自分の単独ライブを大きくしていきたい。全国ツアー周られたり、大きな箱でやる芸人になりたいので、そのためにもこの賞は必要だった」と話した。