歌舞伎俳優、市川海老蔵(43)の十三代目市川團十郎白猿襲名を記念した特別企画ドラマ「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」(26日後9・0、フジテレビ系)に出演する俳優の竹中直人(64)が作品への思いを語った。
竹中は、信長(海老蔵)と斎藤道三(佐藤浩市)の間を取り持つキーパーソンの一人、堀田道空を演じる。
海老蔵とは、映画「一命」(三池崇史監督、2011年)で共演しているが、「今回はもうそのまま“信長”。海老蔵さんならではの信長になっている」と楽しみにしている様子。自身も過去に2度、信長を演じているという。
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しかし、竹中といえば、NHK大河ドラマ「秀吉」(1996年)のインパクトが強く、その後も何度か豊臣秀吉のオファーが続いたそうだ。
「三池監督の映画『熊本物語』(2002年)や大河『軍師官兵衛』(14年)、昨年はゲームソフトでもキャラクターになって随分と秀吉役はやっている。戦国の武将は他にも何人か…加藤清正や石田三成もやった。でも歴史上の人物であろうが、現代人であろうが、そこで生きている人間ということだから特に意識はしない」
竹中が昔からよく知っているという俳優、中尾明慶が今回木下藤吉郎(後の秀吉)を演じるが、「“頑張ってね~、秀吉だね~”と声をかけていただいた」と中尾はうれしそうに明かした。
竹中は、初時代劇となる広瀬すずが濃姫を演じることも楽しみにしている。
「19年に野田秀樹さんの舞台『Q:A Night At TheKabuki』でご一緒したが、とてもパワーのある女優さんだなと思った。今回は共演シーンがなくて…」と残念そうだ。
また信長の家臣で、その戦法やある種の非情さを間近で見ることになる服部小平太役にミュージカルなどで活躍してきた味方良介。キャリア初となるナレーションも務めており、「とても緊張した(笑)。(コロナ禍の状況で)撮影から期間が空いていたので当時のことが薄れてはいたが、体にしっかり染みこんでいた。自分の中で眠っているものを呼び起こしていく感覚だった」と話していた。
主な出演者は三上博史、北村一輝、松田龍平、黒木瞳ら。