北海道とアイヌ協会が声明「再発防止の取り組みを」

　日本テレビの情報番組がアイヌ民族に不適切な表現を使った問題で、北海道と道アイヌ協会は１９日、「極めて遺憾であり、原因究明と再発防止の取り組みを求めている」とする共同声明を出した。
　番組では、出演者が披露した謎かけの中にアイヌ民族を差別する言い回しがあったとして、日テレが１２日に謝罪、加藤勝信官房長官は１５日の記者会見で同局に厳重な抗議を申し入れたと明らかにしていた。
　声明では、アイヌ民族を巡り、現在もいわれのない偏見や差別があると指摘。メディア関係者や国民に対し「アイヌの人たちが心血を注ぎ受け継いできた独自の文化に思いを寄せ、理解を深めていただくことが不可欠」と求めた。

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