LINE(ライン)は23日、出沢剛社長らが東京都内で会見。通信アプリ利用者の個人情報が中国で閲覧可能な状態だった問題を受け、「利用者への配慮が足りなかったと重く受け止めている」などと謝罪した。
出沢氏は、業務委託先の中国企業から日本国内のサーバーに保管されている利用者情報へのアクセスはすでに遮断し、同企業との委託業務も終了したと説明。「ひとつひとつ信頼回復をしていきたい」と反省を述べた。
また、関連サービスでは、利用者の保険証などの画像データも韓国のサーバーに保管されていたことが報じられたが、出沢氏は事実と認めた上で「(情報に)アクセスできるエンジニアは限られていた」と強調した。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
一方、問題検証のために親会社のZホールディングスが設置した第三者委員会はこの日、初会合を開いたが、座長の宍戸常寿(じょうじ)東大大学院教授は、19日に辞任するまでLINEの関連財団理事を務めていた。報道陣からは外部の人間と言えるのかと疑問の声が上がったが、出沢氏は「すでに辞任しており、手心を加えることはない。フラットな人選だと思っている」と述べた。