パズル雑誌の懸賞品を最長で4年近く送らなかったのは景品表示法違反(優良誤認など)に当たるとして、消費者庁は24日、出版社の晋遊舎(東京都千代田区)に再発防止命令を出した。
消費者庁によると、同社は2016年以降に発行した「特盛!まちがいさがしフレンズ」など計115冊で、パズルに正解すると抽選で液晶テレビや現金などが当たると表示したのに、実際に発送したのは応募締め切りの8カ月~3年11カ月後だった。送っていなかった賞品は7000点以上だった。
同社によると、昨年夏に社内調査で発覚し、秋に一斉に発送した。同社は発送期限を明示していなかったが、消費者庁は「半年以上が過ぎたものは不当な誘因に当たる」と判断した。
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同社の担当者は「管理体制の甘さが原因で、迷惑を掛けおわびする。再発防止に努める」とコメントした。