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マンボウの飼育で知られる水族館「志摩マリンランド」(三重県志摩市)が31日営業を終え、半世紀の歴史に幕を下ろした。建物や施設の老朽化が激しく、営業を続けるのは困難と判断した。
水族館を運営する近畿日本鉄道(大阪市)の子会社が1月末に営業休止を発表。再開は未定で事実上の閉館とみられる。「新型コロナウイルス流行は閉館判断に影響していない」(同館)という。従業員35人は系列の会社に移籍するなどし、飼育中の生き物1万点弱は、東海や関西の水族館などに譲渡する。
最終営業日となった31日は、大勢の客が見守る中、海女3人が回遊水槽に潜り、生き物への餌やりを実演。それぞれ「ありがとう」「さようなら」などと書かれたパネルを掲げて締めくくった。
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