ＹＯＳＨＩＫＩ、ラグビー日本代表にエール「Ｘパワーを送ります」

　Ｘ　ＪＡＰＡＮのリーダー、ＹＯＳＨＩＫＩが１４日、東京・渋谷ヒカリエで開幕したファッションの祭典「楽天　ファッション　ウィーク東京」で自身がプロデュースする着物ブランド「ＹＯＳＨＩＫＩＭＯＮＯ」のショーを行った。　ＹＯＳＨＩＫＩは祭典のオープニングステージを担当。着物はラグビーＷ杯の開会式で各国のモデルが着て話題になっており、前日１３日に日本代表がスコットランドに勝って初の８強入りを決めたことに「すごいこと。ラグビーのＷ杯が日本で行われているのもすごい。そんな中で日本の方たちが活躍してくれるのは素晴らしい」と絶賛。　２０日の南アフリカ戦に向けても「Ｘパワーを送ります。Ｘは無限の可能性という意味なので」と選手にエールを送った。　また、台風１９号の影響で岩手県釜石市での試合が中止になったカナダ代表が現地でボランティア活動をしたことにも触れ、「カナダの皆さんがニュースで見まして涙が出ました。素晴らしいことで影響されて力をもらいました」と称えた。　一方、ＹＯＳＨＩＫＩは、台風１５号の影響で故郷の千葉県館山市など同県南部を中心に甚大な被害が出たため、被災地に１０００万円の寄付や君津市にボランティアにいくなど慈善活動を精力的に実施。この日も台風１９号の影響で広域に大きな被害が出たことに心を痛め、「僕も父親やメンバーを失ったときにファンの皆さんに助けてもらったので今回に関してもできることは全力でしたいと思いますし、被害に遭われた方の１日も早い復興を祈っています。何らかのサポートをさせて頂きたいと思っています」と力強く誓った。　ショーでは、モデルのランウェイに合わせ、真っ赤なバラの花びらが舞い散る演出の中、新曲（タイトル未定）をピアノ演奏。台風１９号の影響などで４８時間一睡もせずに準備をしたといい、「あまり寝てなかったので花びらが降ってきたときは夢を見ているのか幻想的だなと思った」と苦笑いした。　今作では米アメコミ界の巨匠、スタン・リー氏（享年９６）がプロデュースした自身が主人公のアメリカンコミック「ブラッド・レッド・ドラゴン」や主題歌「Ｒｅｄ　Ｓｗａｎ」を手掛けたテレビアニメ「進撃の巨人」のアニメーションをプリントした着物など斬新な３１作品をお披露目し、「若い人たちに知ってもらえたり世界にも広めていきたい。ある種の固定観念を破壊しながら伝統的な着物を作っていきたい」と意気込んだ。