女優、泉ピン子(73)が9日放送のTBS系「ぴったんこカンカン」の4時間特番(後7・0)に出演。4日に急性リンパ腫のため95歳で亡くなった橋田壽賀子さんが脚本を手がけ、1983~84年に大ヒットしたNHK朝の連続テレビ小説「おしん」の裏話を語った。
番組では「追悼特別企画 ありがとう橋田壽賀子さん」と銘打ち生放送。同局の安住紳一郎アナウンサーが進行を務め、「おしん」の主人公・おしんの母親のふじ役、同局系「渡る世間は鬼ばかり」の岡倉家の次女・五月役など、橋田ドラマの常連だったピン子、「おしん」で主人公の少女時代を演じた小林綾子(48)、橋田さん脚本の同局系ドラマ「なるようになるさ。」に主演した舘ひろし(71)が故人との思い出を振り返った。
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「おしん」のヒットについてピン子は「あんなに当たっているとは知らなかったもんね。ずっとスタジオにいるから(世間の反応がわからなかった)」と話し、「1俵のお米をずいぶんいただきました。(明治末期の岩手の貧農の娘である)おしんに食べさせてくれって。100万円もふじさんに渡してくれって、私に。NHKがちゃんと返しましたけどね」と振り返った。
これに安住アナが「大根めししか食べられてないんだったら、ぜひこのお米を食べてくれと…」と、劇中でおしん一家の貧困の象徴として食事のシーンに使われていた「大根めし」の名を出すと、ピン子は「いや、私は大根めし、食べたことないの。『母ちゃんはいいからおめえが食え』って言って(おしんに)あげてるから。一度もないのよ、食べたこと」と反応。「なんか、おいしかったらしいですよ」と話すピン子に、小林も「おいしかったですけどね」と応じた。