北アルプスの立山連峰を貫き、富山と長野を結ぶ観光路「立山黒部アルペンルート」が15日、4カ月半ぶりに全線開通した。新型コロナウイルスの影響で昨年は中止となった、除雪でできた高さ15メートルもの雪壁の間を歩く「雪の大谷ウオーク」も開催。天候に恵まれ、スノーボードやカメラを携えた、多くのマスク姿の観光客が絶景を楽しんだ。
ルートは、バスの乗車人数を制限するなど新型コロナ対策を講じ、11月末まで営業する。
運営する「立山黒部貫光」(富山市)によると、今年は1971年の営業開始から50周年に当たる。ルートの最高地点で標高2450メートルの富山・室堂付近では、記念企画として、雪壁がそびえ立つ一部区間を開業当時と同じ1車線のみの除雪とし、両側から迫る雪壁の迫力を体感できるようにする。今年は平年より雪壁の高さがやや低いという。
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